・過去にクレジットカードや携帯料金の支払いを滞納してしまった
・以前に家賃を滞納したことがある
・消費者金融で借り入れをしている
上記の理由で保証会社や管理会社の審査に通らないことがあります。
1回や2回の支払いの遅れであれば賃貸の審査に通ることもありますが、
長期の滞納や破産、任意整理などをしていたのであれば信販系の保証会社の審査は通らないでしょう。
但し、最終完済日や破産免責になってから5年から6年経てば、個人信用情報が真っ白になるために賃貸物件を借りられる可能性は高くなります。
大手管理会社の物件では、家賃収納代行サービスを利用しなければいけないところもあります。
家賃収納代行サービスに申し込みをすることで、ブラックの方や滞納歴がある方は審査に引っかかってしまうことがあります。
1.過去に家賃の滞納やクレジットカードの滞納をしてしまった
賃貸物件の入居審査では、契約者本人の内容(勤め先、勤続年数、年収、年齢など)、保証人の内容(左記に同じ)を判断します。
家賃の3倍以上の収入があること(ボーナスがある場合には、ボーナスも加味してくれます)
上記の収入基準をクリアしていれば、審査に落ちることはほぼありません。
株式会社に勤めているサラリーマン、また公務員等であれば審査に引っかかることはまず無いでしょう。
個人事業主や会社経営者、フリーターの方は、収入が不安定とみなされて、審査に落ちやすい傾向があります。
個人事業主や会社経営者の方が審査に引っかかるケースとして、事業歴(社歴)が浅い、所得を低く抑えられている、会社決算が赤字になっている等に該当することが多いです。
会社の売上がいくらあっても、本人の所得が家賃の3倍以上無いと審査に落ちやすくなります。
フリーターや派遣社員の方は、一時的な収入が高かったとしても、収入は不安定とみなされてしまい落とされることがあります。但し、雇用形態が正社員じゃなくても数年にわたって給与が安定していれば審査は通りやすくなります。
サラリーマンや公務員が審査に落とされるとしたら、個人信用情報に滞納歴や事故歴があるというケースが多いです。

1-1.信販系の保証会社では個人信用情報を確認する
過去にクレジットカード(ショッピングやキャッシング)、車のカーローン、住宅ローン、消費者金融等の返済を滞ってしまった場合には
下記の信販系の保証会社を利用する場合してしまうと、落ちる可能性が高いです。
オリコやROOM iD(エポスカード)、ジャックス、アプラス、ライフ、セディナ、セゾン
信販系の保証会社は、CICやJICC、全国銀行協会などに登録されている個人信用情報を確認します。
クレジットカードの発行ができなかった、車のローンに落ちてしまったという審査落ちを経験されてる方は
同じように賃貸物件の審査でも落ちてしまう可能性が高いです。信販系の保証会社しか利用できない物件では、なるべく保証人をたてて保証会社を利用しないほうが入居審査も通過しやすくなります。
1-2.携帯料金や公共料金の支払いにも気を付けよう
携帯本体を割賦契約(分割)で購入して、毎月の携帯料金の支払いを滞納してしまった場合には、個人信用情報に遅延情報として登録されます。
携帯会社の実質0円というキャンペーン(2年縛りや毎月割)で、携帯本体を分割で購入してる方は多いです。
また、公共料金を口座引き落としでなく、ポイントを貯める為にクレジットカード払いにしてる方も多いです。
クレジットカード払いにしているのであれば、料金を滞納してしたら個人信用情報に遅延情報として登録されます。
1-3.保証会社の家賃滞納情報の共有
一般社団法人 全国賃貸保証業協会(LICC)では、家賃の滞納情報を会員同士で共有しています。
LICCの会員である保証会社で家賃滞納をした場合には、他の賃貸物件の保証会社を申し込んだときに落ちてしまう可能性があります。
LICCの会員(保証会社) 令和4年12月時点
- アーク株式会社
- 株式会社アルファー
- エルズサポート株式会社
- 株式会社近畿保証サービス
- 興和アシスト株式会社
- ジェイリース株式会社
- 全保連株式会社
- 賃住保証サービス株式会社
- ナップ賃貸保証株式会社
- ニッポンインシュア株式会社
- ホームネット株式会社
- 株式会社ランドインシュア
- 株式会社ルームバンクインシュア
会員が登録する情報は次のものです。
氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号等の個人特定番号、
保証対象物件名・部屋番号、保証対象物件住所、保証開始日、月額賃料、
保証終了日、入金額、代位弁済残高など
保証会社だけでなく、過去に家賃滞納した管理会社の物件を申し込む場合にも注意が必要です。
管理物件が多い大手管理会社で家賃滞納をしてしまった場合には、物件探しに苦労することがあります。
1-4.CICやJICCに登録されてる個人信用情報を確認しよう
CICやJICCに登録されている自分の信用情報を簡単に確認できます!
クレジットカードをお持ちであれば、iPhone等のスマホ、またパソコンからでもチェック出来るのです。(手数料1000円)
クレジットカードを持っていなければ、郵送または窓口で信用情報の開示手続きをおこないましょう。
東京エリアの方の窓口の最寄り駅は下記のとおりです。
・CICは新宿駅または都庁前駅最寄り(令和4年12月現在窓口休止中)
・JICCは神田駅または岩本町駅最寄り(令和4年12月現在窓口休止中)
全国銀行協会は郵送でのみ開示手続きができます。
全国銀行協会の情報は、銀行や信用金庫等のローンを滞納した場合等に登録されます。※一部カード会社あり
クレジットカードや携帯料金、消費者金融等の滞納であれば、CICとJICCをチェックしておけば問題無いでしょう。
心配の方は、CICとJICCのホームページにアクセスをして開示をしてみましょう。
2.過去に滞納や事故があった方のお部屋探し
過去に家賃やクレジットカードの支払いの滞納があった場合には、どんなに年収が高くても審査に落ちることがあります。
滞納や事故をおこしているのであれば、医者や公務員、経営者だろうと、信販系の保証会社の審査は落ちてしまいます。
CICやJICCの個人信用情報を確認して、まだ遅延情報や事故情報(異動)が残っている場合には
保証人をたてて物件探しをする、または信販系以外の保証会社を利用する等の対処をしなくてはいけません。
suumoやathomeなどの不動産ポータルサイトで物件情報を探してみても
保証会社、家賃収納代行サービス等の詳細に関しては載っていません。
過去に滞納や事故歴がある方は、仲介会社(不動産会社)に相談をしてから物件探しを依頼しましょう。
せっかく気に入った物件を見つけたとしても、信販系の保証会社が利用必須であれば、審査に落ちてしまいます。
2-1.不動産会社に申告する
賃貸物件を借りるためにも、不動産会社に「過去にクレジットカードの滞納があるかもしれない。」等と素直に伝えておきましょう。
不動産会社はそのようなお客様の対応にも慣れています。
物件ごとに、指定の保証会社が決まっています。
担当営業マンは親身になって、信販系以外の保証会社の物件を探してくれるはずです。
2-2.保証人をたてる
信販系の保証会社を利用しない方法としては、保証人をたてることです。
保証人の内容も収入基準等をクリアしていれば、審査に通るはずです。
但し、両親がすでに定年退職していたり、保証人となってくれる兄弟が派遣社員やフリーターの場合には断られることが多いです。
また、保証人が個人事業で手取り収入が多くても、申告上の所得を抑えている場合には審査に落ちてしまうことがあります。
保証人の審査に不安がある方は、担当営業マンに信販系以外の保証会社が利用できる物件を探してもらいましょう。
2-3.信販系以外の保証会社を利用する
賃貸物件の保証会社は20社以上あります。
保証会社によって独自の審査の基準があります。審査が優しい保証会社もあります。
中には職種を問わない保証会社(犯罪系はNG)、水商売やフリーター勤務でも相談可能の保証会社もあります。
収入が家賃の3倍以上あるようであれば、信販系以外の保証会社を利用することで審査に通りやすくなるはずです。
2-4.個人信用情報が真っさらになるまで我慢する
CICやJICCなどが個人信用情報を保存してる期間は最長5年となります。
完済日(契約終了日)または免責決定の5年後までとなります。
すでに5年以上経ってて信用情報が真っ白になっているかどうか心配な方はCIC・JICC等で信用情報の開示をしてみましょう。
さいごに
賃貸物件の審査に落ちてしまったとしても、管理会社は審査否決の理由を教えてくれません。
本人の勤務内容(勤務先の規模、年収、勤続年数、職種)等に問題がなければ、過去の滞納や事故の可能性が高いと思われます。
東京23区で物件をお探しの方は当社でもご相談お受けしておりますので、お気軽にご来店くださいませ。