1.トイレのリフォーム工事
最新のトイレは多機能あり、汚れがつきづらく衛生的にも良い商品が多く出ています。
水回りのリフォームの中では、トイレが一番安くすませられる為、トイレのリフォーム工事だけしたいというご要望も多いです。
築年数が古い住宅では、和式トイレのお家も多いです。
洋式トイレに慣れてる人からすると、和式トイレは不便で衛生的に心配する方が多いです。
和式トイレは高齢者の方にとって足腰の負担が大きくて使いづらい、女性の方にとって汚れやすくて臭いも残るため、不評が多いです。
1−1.トイレが新品になると快適な生活が過ごせる
トイレは閉ざされた空間であり、綺麗にリフォームしてあげることでリラックスできる空間をつくることができます。
トイレの商品は毎年新商品が開発されていて、機能が良い商品が多数あります。
またトイレにあわせて床や壁・天井の素材を選んで快適な空間をもつくりましょう。
ご高齢者がいるお家の場合には、トイレのドアは引き戸にして、手摺の設置等も検討しましょう。
トイレの設置工事と内装工事あわせて3日から4日かかります。
1−2.人気メーカーの品
昔に比べて商品のラインナップも増えています。主婦の方から人気があるタンクレスのトイレは掃除がしやすいと評判です。
最新の便器は汚れがつきにくく、掃除もラクです。
LIXILのサティスやレジオといった商品があります。便座の自動開閉機能、プラズマクラスター除菌機能、シャワー洗浄機能、エコ機能など10年前では考えられなかった機能が盛りだくさんです。
TOTOではネオレストやレストパル、ピュアレストやGGといった商品があります。
パナソニックではアラウーノといった商品があります。
人気メーカーの商品はショールームなどでも直接商品に触れて見学することができます。
1−3.他県では汲み取り式が多い
“ぼっとん便所”とも言われています。
中古住宅の売買では、汲み取り式のトイレの物件だと、人気がないです。
東京の下水道普及率はほぼ100%ですが、千葉や埼玉県となると汲み取り式のお家も多いです。
下水が整備されていないとなると、リフォーム工事費用は高くなってしまいます。
汲み取り式トイレを水洗式にするために浄化槽を設置する必要があります。
トイレのリフォーム工事費に加えて、浄化槽の設置費用や工事費用がかかるため、予算100万円を超えてしまいます。
自治体によって汲み取り式から水洗化工事する場合には助成金が出る場合もありますので確認しておきましょう。
2.和式トイレから洋式トイレに
和式トイレから洋式トイレにリフォーム工事をするとなると、大掛かりな工事になります。
古い便座やタンクを撤去、解体作業をします。給排水管工事、電気工事、床の大工工事、クロスやタイル工事
新しい便器の取付などが必要となります。
昔のお家の和式トイレだと空間が狭い場合も多く、場合によっては拡張工事が必要になります。
2−1.内装工事のプランを考えておく
新しい便器に変更するだけでなく、せっかくのリフォームなので内装プランを考えましょう。
トイレのドアを引き戸に変えたり、段差の解消をすることでバリアフリー対応にできます。
また壁や天井を模様替えするだけでなく、タイル貼りにすることもできます。
トイレの空間を広げて、または間仕切壁をとって洗面所と一体化させて収納などを増やすこともできます。
また水回りの床下は解体作業時にしっかりと床材の撤去や土の取り除きを行っておきます。
古家の場合には既存の壁もしっかり解体して、あたらしい壁をつくりましょう。建築されてから一度もリフォーム工事をしてなかった家は床組みからしっかり作り直すことで長くつかうことができます。
2−2.目的に応じてリフォーム内容を考えよう
将来、建て替えを考えているのであれば、安くリフォーム費用を抑えておいても良いでしょう。
下地補強などせずに和式トイレを洋式トイレに工事するだけの最低限の工事であれば費用も抑えられます。
また和式を簡易洋式トイレに変更する工事不要型の商品もあります。
ただ、汚れやすいというデメリットはございます。腰を掛けたいだけという目的であれば簡易洋式トイレの変更だで良いかもしれません。
2−3.100万円の予算
自治体の助成金や介護保険などの補助金を活用しましょう。
商品価格+工事費用で50万円から100万円の予算で和式トイレから洋式トイレにリフォーム工事します。
汲み取り式の場合には予算も増えることになりますが。
- 既存のトイレ、床、壁、天井解体撤去
- 床下補強、防蟻、換気対策
- 内装工事(床、壁天井、クロス)
- 給排水管工事
- 電気工事
- トイレ取付工事
- 建具の工事
3.トイレのリフォーム工事の費用
・和式トイレから洋式トイレへ
・洋式トイレから洋式トイレへ
・既存のトイレの空間を改装したい
現在の状態と目的に応じて、トイレリフォーム工事の費用はかわってきます。
現在のトイレが洋式の場合には費用が少なくすみます。
3−1.洋式トイレから洋式トイレへ
床やクロスの張り替え、本体価格+取付工事費込で20万円から25万円で可能です。
(TOTOのピュアレストやLIXILのサティスの場合)
メーカーの商品によっては高くなる場合もありますが、和式トイレから洋式トイレに比べて工事内容が少なくなります。
3−2.既存のトイレの空間に追加工事をしたい
既存のトイレにちょっとした追加工事であれば、約5万円から30万円で行うことができます。
大工工事となりますが、既存の壁の解体や拡張工事、増築工事となると100万円以上の費用がかかってきます。
- 出入り口の段差の解消や手すりの設置・・・約5万円位
- 出入り口のドアを引き戸に交換、手すりの設置・・・約25万円位
- 間仕切りを撤去して、洗面所とトイレの一体化・・・約100万円位
まとめ
トイレは多機能がついた商品も多く販売されています。
今では温水洗浄便座、暖房機能は当たり前で、節水機能や自動開閉機能、汚れがつきにくい便器等があります。
誰しも1日に数回はトイレで過ごすものです。
家族皆で共用してつかう空間でもありますので、なおさらトイレの空間を快適な空間にリフォームしておきたいところですね。