1.フルリフォーム中の仮住まい
フルリフォームの内容によりますが、外壁から内装、設備、水道工事など大規模工事をする際に仮住まいを準備することがあります。
3ヶ月から6ヶ月、職人や大工が出入りしてリフォーム工事をする中で、居住者が居ながら行うことが難しい場合があるのです。
建替えや長期間かかるフルリフォームをする際には、仮住まいを探すことになりますが、
ハウスメーカーやリフォーム業者がスムーズに仮住まいを探してくれるとも限りません。
1−1.居ながらリフォームは大変
フルリフォームや大規模工事を除いて、小規模や部分リフォームでは居ながらリフォームが一般的です。
フルリフォームや大規模工事となると、下記の点において煩わしさや苦労がついてきます。
・工事中の騒音や振動
・工事における家具や家電、荷物の移動
・職人や大工が出入りすることによる居住者のプライバシーの尊重
・電気工事や水道工事、その他工事により生活の為のライフラインの使用不可
・資材置き場や工事道具などによる出入りや移動の制限
・工事中のゴミや埃、揮発性有機物の飛散など
またリフォーム会社や大工、職人にとって、居住者様がいる状態だと
工事を早くすすめられなくなってしまう場合もあります。
その結果、居住者が居ながらリフォームでは、工期が長引いたりすることがあるのです。
1−2.多くのリフォーム会社では一時住まいは用意していない
多くのリフォーム会社や工務店などではお客さんの為の一時住まいは用意されてません。
基本的には自分で探してもらう場合が多いです。
リフォーム会社がお客さんの為の仮住まい(賃貸物件やマンスリー等)を探すこともありますが、
同エリアで住んでいる一戸建てと似たような広さ・間取りの賃貸物件を探すのは大変です。
何故かといいますと、短期(3か月間から6か月間)の賃貸借契約を賃貸会社や家主は断るケースが多いのです。
またペットがいる場合はペット可賃貸物件の流通が少ない為、賃貸物件を探すのが困難になります。
1−3.リフォーム内容・工期次第
仮住まいを探すかどうかは、リフォーム内容や工期次第となります。
仮住まいを手配したほうが、リフォームの総額費用が安くなるのであれば仮住まいを探しましょう。
リフォーム会社と打ち合わせして、予算や工期・内容によって検討する必要があります。
また古家や中古住宅を購入する方は、入居後でなく入居前にリフォームしておいたほうが無難です。
2.仮住まいの探し方
リフォーム会社に探してもらうか、自分で探すかでしょう。
またマンスリーマンションやUR賃貸住宅等を利用することもありでしょう。通常の賃貸物件に比べて短期間の利用でも問題無いからです。
また礼金などがかからないないため、3ヶ月から4カ月の工期であれば、通常の賃貸物件よりはマンスリーやUR賃貸住宅のほうが良い場合もあります。
2−1.自分で探す場合
リフォーム会社に提携の不動産賃貸会社を紹介してもらうか、自分で近所の不動産会社をまわることになります。
また不動産賃貸のポータルサイト(Athome、Home’s、SUUMO)などでも一戸建て賃貸やファミリー向け賃貸マンションなど掲載されています。
ただし、下記の点において物件探しに苦労することが必ずあります。
・ペット可物件がなかなか少ない
・短期間の入居だと断られる
・初期費用が高い(敷金礼金などの他、仲介手数料、保証会社の費用等)
近所の不動産賃貸会社1社から2社に物件探しを依頼してみましょう。上記の条件をクリアしてくれる物件を探してもらったほうが早いです。
工期によって、賃貸物件を借りるか、UR物件やマンスリー物件にするか、検討して仮住まいを決める必要があります。
2−2.リフォーム業者に探してもらう場合
建て替えする際にはハウスメーカー、フルリフォームする際にはリフォーム業者が探してくれるでしょう。
またリフォーム業者によっては、リフォーム条件の中に工事期間の仮住まいを契約金額の中に含ませて契約することを条件とすることもできます。
工期が延びようが賃貸物件の費用を気にすることもなくなるので、ラクな方法です。
また、リフォーム業者によっては仮住まい用の貸家を用意してる場合があります。
2−3.仮住まい探しで気を付けておくこと
フルリフォームの工期や仮住まいの費用がどれぐらいかかるのか、事前にしっかり調べておくことです。
リフォームする時期が子供の通学や受験時期と重なると、家族にとってもストレスを抱えることになります。家族構成によって仮住まいが難しいこともあるかもしれません。
仮住まいの費用がどれぐらいかかるのか、居ながらリフォームのほうが安くすむのか、比較検討してリフォーム業者と相談する必要もあります。
居住者がいるといないのリフォームでは、工期や手順、リフォーム費用がかわってくる場合もあります。
仮住まいをしたほうがトータル的に安くなり工期も短くなるのであれば、結果的に引っ越した方が得とはなりますが。
3.住みながらの工事は大変
居ながら大規模工事をしてもらうことは大変ということです。
古家となると、床・壁・天井など剥がしてみて下地や土台、柱などが思った以上に劣化していたと、気づくこともあります。
追加工事や工期の延長などフルリフォームでは長引くことがあるのです。
居住者が住みながらでは、解体作業や廃材処分・撤去工事が難しい場合もあります。
3−1.プライバシーの問題
工期の期間中は居住者の生活スタイルや生活音など大工や職人に聞かれてしまいます。
もちろん、職人や大工は工事に集中して居住者のプライバシーの確保を最大限重視しますが、その結果、作業や工事に支障が出る場合もあります。
家族のプライバシーの問題なども含めて、居ながらリフォームか、仮住まいを確保するか、検討しましょう。
3−2.工事音や職人たちのモラル
居ながらリフォームでは、職人や大工が最大限、居住者に配慮しながらリフォーム工事をする必要があります。
資材や工具の片づけや整理、また工事音に関しても居住者の生活スタイルにあわせて
工事内容を計画することで居住者に不便や不快な思いをさせないことができます。
リフォーム工事の現場にいる職人や大工が気を付けて工事に取り掛かるよう配慮が必要となります。
工事の期間が長引いてしまうと、居住者の方も疲れがたまってくるので事前の打ち合わせが十分に必要です。
3−3.入居者の家族構成
小さな幼児や子供がいる家族、ご年配の方がいる家族にはとくに注意が必要となります。
怪我などが起きないように最大限の注意が必要です。
もし、受験時期をむかえている子供がいる家庭では、作業音の配慮が必要となります。
まとめ
当社ではフルリフォーム中の仮住まいの手配も行います。
工期によりますが、契約金に含めたプラン・含めないプランとご提案も可能です。引越し作業もまとめて対応します。
仮住まいの希望エリアや条件が決まってる場合には、物件探しが難しくなることもあります。
(例として、新宿区原町でペット可、4DK以上の賃料17万円以内等)
希望エリアが狭すぎる場合、ペット可物件の場合、相場より賃料が低い条件の場合等は物件探しが難しくなります。
短期間(3ヶ月から6ヶ月間)の仮住まいでも、当社ではお客様が賃貸会社を何社もまわることなく、仮住まい物件をご紹介できます。