1.ボロボロの外壁を綺麗にする
外壁(モルタル)をしばらく塗装塗り替えしてなくて外壁がボロボロになっている、
また外壁にクラックが生じてる場合は早めにメンテナンスをしたほうが良いです。
外壁がボロボロになってしまっている家は、おそらく軒天やそのほかの部位もボロボロになってることが多いです。
外壁塗装には、見た目(外観)を良くするという目的もありますが、10年から15年に一度は塗装塗り替えをして外壁の保護力を強化する目的もあります。
外壁塗装をすることで、紫外線や雨風などから建物を保護する必要があるのです。
1−1.外壁が汚い、塗装をする
数十年と外壁塗装をしてないボロボロになってしまった家、外壁が非常に汚くなっています。
私も数多くのリフォーム現場、不動産売買の現場に立ち会ってきましたが
塗装の塗り替えでは対応できそうにない・・・どうしてここまで家を放置してしまったのかと、思ってしまう家を多く見てました。
空き家になってまったく管理されてなかったんだな・・・このままの状態で売るには、購入希望者の心証も多少悪くなってしまう・・・。
塗装のメンテナンスをしてないばかりに、残念な現場を多く見てきました。
外壁を塗装工事する際には、足場をかけて行います。
だいたい、外壁がボロボロになってしまった家は、手が届かない箇所の補修しなければいけない工事も多いです。
破風や軒天・キリョケ・雨樋・窓枠・瓦棒屋根・面格子・妻板・雨戸・母屋などの塗装箇所
ボロボロになってしまった箇所にベニヤ張り工事などもしておいたほうが良いでしょう。
長年、汚れや老化、風化といったダメージを蓄積して受けているのです。
家をより多く長持ちさせるためには、傷みの兆候が見えた際に補修するなど定期的な塗装リフォームが必要となってきます。
1−2.工期はどれぐらいかかる?
雨の時期や台風の時期、晴れが続いているかどうかにもよりますが、
一般的な一戸建てやアパートの場合は2週間から3週間かかります。
足場や養生をかけてから、外壁塗装工事(高圧洗浄、下地調整から下塗・中塗り・仕上げ塗という流れ)となります。
外壁塗装に関しては下塗・中塗・仕上げ塗と最低3回は行われるものです。
1−3.外壁塗装の予算はどれぐらいをみておく?
東京都内の一般的な一戸建ての外壁を塗り替えたとすると、60万円から80万円が平均的な金額です。
塗装の種類(アクリルシリコン、アクリルウレタン、アクリルシリン、フッ素塗料)や足場がかけられない等の土地によって塗装金額が変わってきます。
一般的な外壁塗装の会社はシリコン塗料を主流としてつかっています。
※2階建て、20坪~30坪住宅として
1−4.モルタルの状態が酷い・・・浮き出してる
外壁を指で触れてみて白っぽい粉が手につくようであれば、すでに劣化がかなり進行している証拠です。
劣化が酷い場合は早めに塗装塗り替えをするのが一番良いのですが、長年放置してた空き家等は塗装の塗り替えでは対応が難しい場合もあります。
モルタルが浮き出してる、ふくれが大きく生じてる状態で塗装をしても目立ったままです。
昭和50年代ではモルタルが主流でしたが、今日ではサイディングが主流となっています。
またモルタル壁はコストも高く左官職人も少なくなっているので、上記のような状態になってしまった場合にはサイディング工事をすることもお勧めです。
2.塗装がむずかしい場合
2−1.板張りの場合
塗装の剥がれだけでなく、板そのものが腐っているボロボロの箇所が多数出てるなど築年数が40年以上経つ物件が多いです。
板の張り替え工事やケレン作業など手間や日数もかかるので、業者によっては敬遠する場合があります。
板張りの家はモルタルやサイディングの家に比べて、劣化もはやいので下地調整が大事です。
下地調整や下塗りが不十分だと、すぐに再塗装する必要がでてきます。
2−2.足場がない
東京都内や密集市街には、足場が設置できないような物件も多いです。
足場をかけられるスペースがないのです。
また隣人の方の承諾や隣地のマンション管理組合の承諾を得られない場合もあります。
私道に面してる物件、隣地との距離が1m未満の物件です。
またエアコンなどの室外機や窓など一部越境している住宅も多いです。
業者としても神経をつかう現場といえるでしょう。
事前の挨拶やリフォーム業者の土地建物に対する知識と認識、近隣の方への工事中の配慮・説明があってうまくリフォーム工事ができます。
雑な説明や適当な挨拶で無理に足場を組んでしまって作業をしたところで、隣地の関係がこじれるのはお住まいになられる方であるので、
リフォーム業者にしっかりとした配慮をもって作業をしてもらう必要があります。
2−3.予算が足りない
60万円から80万円という予算をかけられない、しかし外壁や付随箇所が傷んでいるので気になる・・・
はやめに外壁工事をしておきたい・・・
そんな方はリフォームローン(銀行系、信販系オリコやアプラス等)を利用することもできます。
分譲マンションと比べて、一戸建ては修繕費用は自身で積み立てておく必要があるのです。
またこれから古家を購入してリフォーム予定の方だったら、売主様に相談して売買価格に修繕費用を上増しして
売買条件でリフォームしてからの引き渡しとすれば良い場合もあります。
住宅ローン金利で安くすませるということです。
但し、このような方法は売主が業者の場合に限られます。
3.外壁塗装のチェック
3−1.注文するときに
安かろう悪かろうとならないように、見積書・契約書の内容は十分に確認しておく必要があります。
また、塗装業者は手抜き業者や悪質業者も多いからです。
訪問営業の悪徳リフォーム会社では、下塗りや下地調整を適当に2回塗りで仕上げてしまうような業者も多いです。
しつこい営業、不安を煽る営業の塗装会社はなるべく敬遠するように気を付けて、リフォーム業者を選んで注文したほうが良いです。
気になる箇所、ひび割れ、劣化、また手が届かない箇所などがあれば、現地立会いの際に細かく要望を伝えておきましょう。
3−2.工事中に
悪徳のリフォーム業者や雑なリフォーム業者は多いです。
在宅中に外壁工事をしてもらう場合は、定期的にその日の作業内容を確認しましょう。
ケレン作業や下地処理、3回塗りや丁寧な仕事をしてもらうためにも必要なことです。
また雑で適当な作業をしていた場合には、その場で職人さんに質すよりは
後で現場監督または請負会社にクレームとして伝えたほうが良い場合が多いです。
この業界では塗装工事に関しては、下請け会社に任すことが多いからです。
請負会社は注文者から『職人が雑な仕事をしている』とクレームを受けた場合には、会社の信用を失うことにもなるから現場監督にもしっかりと伝えてくれるはずです。
3−3.終了時に
塗装が設備(室外機など)や路上に散りばめられてないか、綺麗に仕上がってるかどうか。
また塗り残しがないか、足跡などが汚くついてないかどうか細かく確認をして下さい。
まとめ
2階建ての住宅を外壁工事する際には、足場をかけて工事をおこないます。
一般的には足場代は10万円から15万円位かかります。
足場をかけて工事するのであれば、あわせて屋根の葺き替えや塗装工事などする方も多いです。
足場が必要になる工事といえば、外壁塗装だけではありません。雨戸や窓の補修・交換、手摺などの補修・交換など、その他高所の作業は足場が必要になります。
その部位ごとに足場をかけてリフォームを数年おきに行っていたら、足場代がもったいないです。
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